3月25日~26日 岡山県総社市において、障がい者雇用1500人雇用事業・ひきこもり支援事業を視察研修しました。
・ 総社市は、「全国屈指の福祉先駆都市」を目指し、人口増にもつながっている。
・ 総社市の福祉施策は、片岡市長のやる気が職員や関係機関に浸透している。片岡市長のリーダーシップの賜物であり、改めて市長のリーダーシップの重要性を再認識した。
・ 市社会福祉協議会は、あらゆる分野において専門家を配置して、専門家集団となっている。
・ 人口を増やす政策は、企業誘致や交通の拠点性を造ることではなく、徹底した弱者政策である。まちづくりであり、やさしい市役所づくりである。
・ ひきこもり支援については、社会福祉協議会に委託して実施している。ひきこもり支援センターの設置、常設居場所開設、家族会の設立など専門家が支援を行っている。
・ これからの大きな課題として「孤独」がある。グレイゾーンに向き合うことは、自治体の新しい仕事である。
・ 障がい者1500人雇用事業については、障がい者1500人雇用センターを中心に、ハローワーク、総社市役所の連携による。
・ 障がい者がまちを元気に!を合言葉に、障がい者が主役のまちづくりを実施している。
・ 平成23年総社市には3152人の障がい者がいて、18歳から60歳までの人は1200人であった。その内、働いている人は180人であった。1020人は家でひっそり暮らしていた。そこで、その人たちに社会に出て、働いてもらおうと思ったのがきっかけであったとのこと。平成23年4月に「障がい者千人雇用事業」を始めた。平成24年3月には、「障がい者千人雇用センター」を設置した。平成29年5月には、1000人雇用を達成した。同年9月に「障がい者千5百人雇用事業」として再スタートしている。令和5年4月現在1289人雇用となっている。